参加者全員が集まったこの日から、プログラムは正式に始まりました。BSP最初のプログラムは、Aro島内のオリエンテーリングでした。地図上に書かれているヒントから、その場所を探り、たどり着いた証拠の写真を撮るという企画でした。

　教会や埠頭などを巡り、デンマークの自然を肌に感じながら島の位置関係を知る機会になりました。どこを歩いても海辺が見える場所だったため、潮風を感じながらグループメンバーとアクティビティを楽しみました。一緒に話していて印象的だったのは、ヨーロッパのメンバーの自然に対する知識量の多さと、歩くことの抵抗感の低さです。

　道端に生えていた小さなリンゴのようなものを指して「食べられるのかなー！」と何となく話してみると、「これは大丈夫だよ」と言ってパッともいで口に入れてしまったのを見たときは、今初めて見た実をすぐ食べてしまう行動力とその自信に驚きを隠せませんでした。

​　また、このオリエンテーリングでは本当に沢山歩いたのですが、グループメンバーのみんなはスタスタ歩いており、高校生だから元気なのかなと思っていたら、日常的に徒歩で移動することが多いので長距離歩くことは平気とのことでした。島内を歩くだけで文化の違いを感じました…​